塩瀬の帯を結びたい

徳島繊維卸問屋 ㈱山善のてるよ女将こと山口てるよです。
暖冬と言われていますが、寒い日が続いています。
昨日は立春。 1年で最も昼の短い日である冬至と、昼と夜の長さが同じ日である春分の中間としてできたのが立春です。

二十四節気とは、純粋に太陽の位置による暦。農作業用に作られものです。
1年で最も昼の長い日を夏至、最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、
この4つを基準として1年を24分割。
立春は、春が始まる日とされています。
その前日が季節を分ける節分。
皆さん豆まきをされましたか?西南西に向いて巻き寿司をかぶりついたでしょうか。

塩瀬の名古屋帯とは

着付け教室の生徒さん。
昨日は、大島紬に塩瀬の名古屋帯を結びました。

塩瀬の帯は、塩瀬羽二重の絹織物で織られた帯に、柄が描かれた染め名古屋帯です。

塩瀬羽二重は、縦糸を密に、緯糸に太い糸を使って織るので、横段が見えます。
半衿や、お茶に使う袱紗も塩瀬が多いですね。
シャキッとした良い生地です。

染め名古屋帯ですので、織の名古屋帯より柔らかく、布目を通して結ぶことが大切。
染めは手描きなので、そんなにたくさん柄を描いてある帯は少なく、お太鼓柄の帯となります。
名古屋帯も袋帯も「柄の付け方によって分ける」と、以下の三種類になります。

お太鼓柄は、前とお太鼓にきっちり柄を出さねばならず、練習が必要な帯の一つです。
塩瀬の帯はほぼお太鼓柄といって間違いありません。
昨日は初めてだったので、少しお手伝いして、手先の量や、巻き方を練習しました。
羽二重なので、ひと巻きひと巻ききっちり布目を通して巻いていきます。

前(腹)も後(お太鼓)も、柄を出して結ぶことができましたので、あとは練習あるのみ。
春らしい梅の柄が描かれています。さわやかな色合いです。

最初はムツカシイのですが、回数を追うたびに上手になって行かれると思います。
結び方の手順はすっかりご理解いただいているので、安心です。

トンボ玉の羽織紐♡

とても手先が器用で、何でもこなしてしまうTさん。
昨日は私をイメージして、トンボ玉の羽織紐をプレゼントしてくださいました。

私はピンクというよりオレンジ系なので、着物にも羽織にもバッチリ合います。
嬉しくて、すぐに付け替えました。
(羽織紐を外すのに時間がかかって申し訳ない・・・)

鏡を映したのでぼんやりしていて、それが良かったりする(笑)
羽織紐、いい感じでしょ♡
大切にしつつ、バンバン使わせていただきます。

着物も帯も使わなきゃもったいないですよね。
あるものすべて着てほしいし、結んでほしい。

着物や帯のわからないことには、8割方お答えできますので、どうぞ気軽になんでもお持ち込みくださいませ。

長襦袢と着物の関係

昨日ご質問いただいたのは、長襦袢についてです。
モスリンの長襦袢は、毛でできているので暖かいですよね。
でも絹と擦れたら、プラスに帯電しやすいんです。
そうなると、静電気が起きて埃を吸い寄せたり、足にまとわりついたりして歩きにくい。

絹の着物の下には絹の長襦袢が一番いいし、ウールの着物の下にはモスリンの長襦袢が一番いいということになります。
ポリエステルの着物の下はポリエステルの襦袢がいいです。

長襦袢一つとっても、知ると知らぬとでは大違い。
きものライフが楽しくなるよう、応援しています。

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