半巾帯の蝶結び(基本)
今日はゆかたを娘さんに着つけてあげるための着付け教室でした。
先週に続いて2回目です。
前回、半巾帯を結んでみたらとてもかわいかったので、今日はお嬢様用に新しい半巾帯をご購入くださいました。その帯を使って基本の蝶結びを練習しました。
半巾帯の結び方の一番の基本が蝶結びです。
形のアレンジも自由自在。とても楽しい帯結びです。
一見、無地の濃いピンクに見えますが、菊の花と立涌(たてわく)模様が織り込まれています。
菊の花は、秋を先取りして、涼しさの演出です。
和文化の「粋」が伝わります。
たてわく模様は、二本の曲線が、雲気や水蒸気が立ち上っていく様子をあらわした模様です。
立涌模様は着物や帯にとてもよく使われる柄なのですが、
有職模様と言って、伝統的な日本の模様の基調模様なんです。
半巾帯の裏側は薄いピンク色に七宝柄。
中心に四本線がピリッと効いています。
柄がはっきりしているので、無地に見える濃いピンクとは全くイメージが違います。
七宝柄は、円が四方八方に広がっていく縁起の良い柄で、
吉祥模様(きっしょうもよう)と呼ばれています。
表も裏もどちらも使える半巾帯。素敵な帯をお選びいただきました。
ありがとうございました。
写真ではわかりにくいのですが、蝶結びの上にゆらゆらと揺れる手先があります。
帯飾りも締めてとてもかわいい感じです。前から見るとこんな感じ。
前も変化を付ける方法や、シンプルな方法などなど、いろいろアレンジができます。
飾り紐にはパールが付いていて、可愛い感じです。
薄いベージュに朝顔の浴衣なので、濃いピンクで引き締まった感じに仕上がりました。
着物の着付け方も基本は分かってもらえたと思います。
お嬢様とそのお友達の方と二人の着付けをされるので、
力がはいります。
お母様に着つけてもらえるお嬢様はとても幸せだと思います。
前回2時間、今回2時間頑張った成果がばっちり現れるといいなぁと思っています。
私も昔は母や祖母にゆかたの着付けをしてもらいました。
みんな忙しかったので、付け帯をさしていたように思います。
今の時代、基本の結び方さえ理解できたら、
ネットで検索すればいろいろ勉強できます。
付け帯も便利だし、結び帯も可愛いし。
ゆかたは気楽に着られる夏のおしゃれな一枚です。
阿波踊りには是非ゆかたでお出かけくださいね。
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