博多帯について
ゆかたを上品に着たい50代の私たち。
博多帯の柄が施されたポリエステルの半巾帯をお買い上げいただきました。
博多帯って
博多帯は、黒田官兵衛の嫡男、黒田長政が筑前を治めるようになってから、博多織を幕府に献上するようになって、博多献上とよばれるようになりました。
こんな柄の帯です。名古屋帯としても見かけますが、男性の角帯や半巾帯にもよく見る柄です。
中央の柄は「独鈷(どっこ)」と言って密教法具の一つを図案化したもの。
両端の柄は「花皿」で、仏の供養をするとき、お花を散らすのに使われるものを図案化したものです。
詳しくは博多織工業組合さんのページをどうぞ。独鈷や花皿の写真も掲載されています。
博多織は緯糸が太く、経糸が緻密な帯です。経糸で模様を表しています。
緯糸が太いので横段が見えるのも特徴です。
張りのあるシャキッとした生地の風合いが特徴で、結びやすく着崩れしにくいので、重宝します。
日舞の練習などでもよく使われています。
緯糸が太く経糸が緻密なので、帯を結んで動いたときなど、きゅっと絹鳴りの音がします。
茶室ではその音は好まれないので、正式な茶会では博多帯はあまり締めないことが多いです。
練習ではよく締めるんですけどね。
博多織風半巾帯
今回見つけたのは、博多織風の半巾帯です。
ポリエステルなので扱いも簡単です。
地色は薄い紫色、模様は白。
中央に独鈷、両端に花皿が織られています。
とても上品な仕上がりですね。
そして裏側は無地じゃなくて
ひし形の上下に別の菱が付いています。この形を松皮菱といいます。
松の樹皮の割れ方に似ている所からそう名前が付いたそうです。
どちらを表に出すかで雰囲気が変わります。
ゆかたに合わせやすい無地感覚の半巾帯。
さて、どんな風に結びますか?
いろいろなアレンジができそうです。
ゆかたは、着物の着方の基本形。
あなたもチャレンジしてみませんか?
お申込みお待ちしています。
徳島市問屋町46番地
株式会社 山善(やまぜん)
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