きもの文化検定にチャレンジ

着物の先生、てるよ女将です。
10月は、㈱山善の繊維卸も忙しく、着付け教室のお申し込みも沢山いただき、
本当に充実した時間を過ごしていました。

ありがとうございました♡

その上に、後半は勉強もしていたんです。
10月27日の日曜日に行われたきもの文化検定にチャレンジしてきました。

きもの文化検定とは

きもの文化検定公式サイト

忘れないうちに自戒をこめて、ログを残しておこうと思います。
じつはこの検定、去年受験しようとしていたものの、
昨年は申込期限を過ぎてしまい、諦めたものなんです。

きもの文化検定とは、
着物の歴史や文化を学ぶことによってより一層きものに詳しくなれるものです。

説明では、
「4~5級はきものの一般常識および初級知識、
3級は着物に関する中級知識」
となっています。

教本から90%以上出題されるので、教本さえしっかり勉強しておけば大丈夫。

いきなり、1級・2級から受験することはできず、3級認定された方から受験できるというものです。

昨年度のデータですが、4~5級は合格率が高く、3級は50%くらいの合格率です。

意外なんですが、主婦の方と社会人の方が多く合格しています。
和装関係者や着付け関係者の合格率がその半分以下・・・

どうなってるんでしょう?

仕事後の勉強は年齢とともにハードになる

今年こそは申込タイミングを逃さないぞ!と、頑張ってお申込みしたものの・・・
なかなか勉強って できないんですよね・・・

テキストを開けて読もうとするんですが、
1ページ読むと何故か眠ってしまうという悪循環(笑)

秋のドラマ「同期のサクラ」で、設計部配属の同期の男子が
仕事をしながら取ろうとする「一級建築士」の資格・・・
(あれは国家資格だから半端なくムツカシイので同列にはあつかえません)
それが、なかなか取れない話が出てきました。

よくわかる!!!

何でもそうでしょうが、仕事をしながらって、時間との勝負ですよね。

でも、整理収納アドバイザー1級の資格を取った時は、まだまだもっともっと勉強できてたハズ。
2017年だから たった2年前。
たった2年前なのに、ずいぶん違うなぁと、実感しました。

若いうちに取れる資格は何でも!取っておいた方がいいんじゃないかなぁ。
そう思いました。

たかをくくっていた私

それでも、日々着物に触れているので、きもの文化検定は「まあ、大丈夫だろう」と思っていたんです。
受験するのは、4・5級と3級ですし。

9月末の展示会が終わり、後片付けも終わったら、長男が東京へ旅立ち、
10月半ばの13日に妹のお義母さんの納骨がありました。
さあ、何が何でもやらなくちゃ。
10月27日の試験まで あと2週間だし。
それからスタートしたのですが・・・

時間もないのに、本を読んでは寝てしまうんですよね、これが・・・

それなら、まずは問題を解いてみよう~。
勉強もしてないけど、まあいっか!

解いてみると、4・5級はなんとかなる~。
8割は解ける。
良かった~。

これなら、3級もきっと大丈夫さ~。
・・・、あれ?・・・
・・・・・・・・
67点・・・(;’∀’)

ダメじゃん!!!
70点以上で合格なのに~・・・
3点足りない~( ノД`)シクシク…
どうしよう・・・・
まさか、落ちる?!

これが、試験たった半月前の私でした。

甘いわ、遅いわ、焦るわ・・・
最悪です。

でも申し込みは終わっているので、逃げるわけにはいきません。

解いて間違いの意味を確かめていく

練習問題は、一回にに100問。
カンで解けたりするのもあって、きちんと理解して解けているものばかりではありません。

それを一日に一回分ずつ詰めていきます。
解くだけで最低でも30分から40分はかかります。

それを一つ一つテキストに戻って確かめていきました。
まあ、時間がかかるかかる!

6回分解いては直して・・・その繰り返しが終わってから、
テキストを初めて読んでみました。

あれだけ眠かったテキストですが、間違った場所をチェックしてから読むと
眠くならないんです。
不思議ですねぇ。

そして、ざ~っと読むのではなく、丁寧に読めたので良かったなぁと。
あれだけ眠かったのがうそのようです。

もし、私と同じタイプの方がいらっしゃいましたら、そういう勉強方法もあり!ですよ。

せめて、もう一回通り読めたらよかったなぁ。
時間が足りませんでした。

試験は大阪の北千里

試験勉強だけでもパツンパツンなのに、試験は大阪の北千里、
関西大学北千里キャンパスです。

初めて行く場所。。。。
しかも、私は 折り紙付きの方向音痴(;’∀’)
右へ行かねばならぬ曲がり角を、思いっきり左へ曲がる人なんです。
そして、相当歩いてから「あ、違う・・・」と、気が付くタイプ。

一度行ったらわかるでしょ。
いいえ、わかりません!

とにかく無事に着かねば話になりません。
とりあえず、高速バスを予約して~。
・・・・
不安だわ・・・

あさ7時発のバスで阪急梅田へ。
そこから阪急電車の北千里行きに乗って関大前で下車。
北口から出て歩いてすぐ・・・らしい(笑)

関西大学北千里キャンパスの試験会場では

高速バスも日曜の朝なので早めに到着し、電車も早めのに乗れて、関西大学にもちゃんと行けた!
よ・良かったぁ~ホッ。
・・・
しかし・・・
1時間前に着いてしまったぁ~(笑)
どうする私・・・

それなら!と、しばし、関大周辺を迷わない範囲で(ここがポイント)散策し、
ご飯を食べられそうな場所をチェックです。
学生さんの町なので、何とかなりそうかな~。ホッ。

会場までのキャンパス内は、色とりどりの花が植えられ、とても美しく、手入れが行き届いていました。
それだけで気持ちが和みます。

会場では、相当到着が早かったのですが、ちゃんと係の方はいらっしゃってて、控室に案内してくださいました。

担当の男性の方々は、無地の羽織、袴姿で、びしっと決めてて、さすがだわ!と感動です。
着物と羽織のコーディネイトも角帯のチョイスもバッチリ。
長襦袢の半衿も、羽織紐も超オシャレ。
とても良かったです。

よーく見ると、羽織の背に同色の糸で縫い紋が入ってる!
礼をつくしてくれているんだなぁと、またまた感動です。

いよいよ試験スタート!

そして試験会場に入ると、若い熱気にあふれていました。
私のような年齢の方も4分の1くらいは いらしゃいましたが
みんな若い~!
男性も3~4人いらっしゃいました。
えらいなぁ。

試験開始まで、皆様静かにテキストやマイノートを見直していらっしゃいました。

マークシート方式なので鉛筆、消しゴム、それに時計が必須です。
もちろんスマホは電源オフ。
学生の子供がいる私は、すべて娘や息子から借りて試験に臨みました。

会場では結構、時計を忘れている方が多かったように思います。
要注意ですね。

みなさん、焦っていました。
教室内に時計はありませんからね。

試験の途中で、試験官の方が半分経過した時や 終了五分前は教えてくださいますが、
やっぱり、安心の為にも時計は必須ですね。

4・5級から受けたのですが、時計を見ながら時間配分でき、
落ち着いて解くことができましたし、見直すこともできました。

私が受験した会場の方々は引き続き3級を受験される方ばっかりでした。
35人くらいいらっしゃったでしょうかね。

昼食時間が1時間半もあったので、外へ出てささっとパスタとコーヒーを頂きました。
私は一人で食べたのですが、別の受験生の方はお友達とご一緒に偶然近くの席に。 

でね、二人で午前中の試験の答え合わせをしてて。
聞いてるだけで、焦って冷汗が・・・
聞くのやーめた!

気持ちで耳栓をして黙々と食事を済ませました。

試験会場に戻ってみると、午前とは打って変わって、控室はピリピリした雰囲気です。
な、何?!
そう思ったら。

実は同じ時間に別の部屋では一級の試験が行われるのです。
一級は合格率17%の超難関・・・
私には無理無理な試験なんです。

慌てて元のお部屋に戻ったら、少しホッとしたものの
こちらも引き締まった空気でした。
上位何人まで合格じゃなく、7割以上正解で合格なんですけどね。

4.5級は60分、3級は90分。
さあ、3級も頑張らねばなりません。

だいたい30分あれば100問一通り解けるので、見直すわけですが、
それでも時間は余ってしまう。
90分は長いですよね。
半分過ぎたら途中退席できます。
多くの方がさっさと退席。
えー、大丈夫なの?すごいなぁと少し焦る私。

私もそうしようか迷ったのですが、結局最後まで粘りました。

粘った結果、間違いに気づけたのが2問。
考えすぎて間違えたのが2問(笑)
最初のままにしとけば良かった~。
試験あるあるですね。
まあ、そんなところでしょう、私だもの。

最後は目がかすんできて、見えないことと言ったら。
老眼おそるべしです。

そして、終了し帰路につきました。

くたびれ果ててお土産も買えず帰りました。

翌日回答が発表され、自己採点してみるとまあ、なんとか合格できそう。

総合的に着物のお勉強ができて、自信にもつながりました。
諦めずに半月勉強してよかったです。
応援してくれた、家族に感謝です。

これがきもの検定の顛末でした。
今週は疲れが取れず、相当早い時間から眠らせてもらいました。

来週は頑張らなくっちゃ!

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