黒い朱子足袋の裏の色
徳島繊維卸問屋、㈱山善のてるよ女将こと山口てるよです。
今日は男性の黒い足袋の話です。
黒朱子の足袋
女性の足袋は基本、「白」ですよね。
最近では可愛い柄足袋もありますけど。
でも男性の普段用の足袋は基本「黒」なんです。
但し、結婚式など式典には「白足袋」を履きます。
黒でも、朱子織になった光沢のある足袋で、冬は裏起毛のネル、それ以外は晒裏となっています。
履物は雪駄や下駄になりますが、基本的には足袋の裏は白くなっています。
朱子足袋の裏側を黒にする
今回は大学の友人のリクエストで、黒朱子の足袋の裏を黒で作ってほしいとのことでした。
そこで、足袋屋さんに別注しました。
左側が平均的な黒朱子の足袋で、右側が今回作った別注の足袋です。
確かに足袋で歩いていても底がめだちませんよね。
彼女の旦那様は人形浄瑠璃をされています。
人形浄瑠璃では浄瑠璃人形を操るとき黒子となります。
もちろん、草履ははきませんよね。
人形が芝居をして、動かす人間はあくまで影。
なので、きっと、そういう配慮も必要なのですね。
細部まで作りこまれる浄瑠璃は、きっと素晴らしいんだと思います。
徳島には阿波人形浄瑠璃、「傾城阿波の鳴門」という有名なお話があります。
川内には阿波十郎兵衛屋敷という施設があり、そちらに行けば人形浄瑠璃の事がよくわかるようになっています。
川内中学校や城北高校には人形浄瑠璃部もあるそうです。
若い人にも受け継いでもらいたい大切な文化です。
着付け教室のご案内
できるだけご希望通りにとおもっていますが、難しい曜日もございます。
早めにおしらせくださいね。
お申込みお待ちしています。
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