令和3年社中初釜でした

社中初釜がありました。
年が明けてもコロナウイルスの猛威は収まりません。
大きな初釜は中止が決まり、開催される初釜も簡素な仕様となってしまいました。
ウイルスを広げないため、大切なことですが、本当にさみしい限りです。
そんな中、社中初釜を先生が開いてくださいました。

花びら餅

初釜ならではの、花びら餅。
花びら餅は、平安時代の歯固めの儀式、そして、京都の宮中でお正月頃配られていた宮中雑煮に起源があるようで、
明治時代に裏千家十一代家元玄々斎が初釜で使うことを許可された和菓子です。
まさにお正月らしい和菓子ですね。

羽二重餅の中に、なんと!牛蒡と金時人参が入っています。
餡は白みその甘いもの。京都のお雑煮は白みそですものね。

和菓子屋さんによって、花びら餅も味が違いますね~。
毎年いろいろな和菓子屋さんの花びら餅を頂くので、よくわかります。
今年も初釜で、頂戴できてとても有難かったです。

先生がお濃茶を練ってくださり、各自が頂戴いたしました。
各服点(かくふくだて)と言って、一人ずつ別々に濃茶を練ってくださいました。
一人ずつの濃茶って、とても練るのがムツカシイ・・・のですが、
とても良き練り加減で、濃茶を堪能できました。
私もこうなりたいものです。

その後、生徒が交代で薄茶を点てました。
お正月限定の曙棗が美しかったです。

令和3年初釜の様子

松のお茶碗も美しい~。
おめでた尽くしでした。
コロナの中なので、マスクは外せません。
お菓子やお茶を頂くときだけ、外して、すぐにマスクを着けます。

お正月らしいお床の前で

「平安」な一年となりますよう、先生が色紙をかけてくださいました。
香合は牛。次は年末かな。そして、12年後となるでしょう。
貴重な瞬間です。

私の付下げは、22歳の時に作ってくれたもので、光琳椿の柄。
着物は本当に長い間、着ることができますね~。
帯揚げや帯締めをシックなものに変えたら、今でも全く平気です。
お正月らしい華やかさを感じた一日となりました。

その後、先生心づくしのお昼をいただきました。
来年は、生徒で頑張らねば!
先生、本当にありがとうございました。
本年もお稽古よろしくお願いいたします。

読者登録