夏の着物って?
お客様からご注文を受けていた夏の着物と帯ができあがりました。
まるで、「美しい〇もの」に出てきそうなオシャレな組み合わせです。
この着物は、コチラでお伝えした通り、とても薄い絹紅梅の生地です。
絹紅梅生地
後の景色が透けているのがお分かりいただけるでしょうか。
それほど、薄い生地なので、下着にも気を遣うことが必要。
もちろん、長襦袢は着られるんですけどね。
今回の場合生地がとても薄く色も淡い上、無地です。
そこで、今回は居敷(いしき)を付けることにしました。
居敷当てとは
前は重なるので大丈夫なのですが、後は一枚ですし、座ると薄い生地の場合下着が見えることがあるのです。それを防いでくれるのが、「居敷」です。
ただし、後は二枚になるので、やっぱり暑いという難点はあります。
ケースバイケースで考えることが必要ですね。
衿にも衿裏を付けました。
衿裏ってなに?
ゆかたは、こんな風になっていませんね。
衿裏を付けるのは、衿を半分に折って着物らしく着るためです。
衿元に風合いが出て胸元の調整も上手にできます。
お嬢様と共有されるので、ゆかたのような「柳衿(やなぎえり)」より融通が利きます。
夏に一番出番が多いのは何といってもゆかたですが、
涼しげな大人の着物もステキなものです。
着付け教室を開催しています。
お持ちの着物を気軽にきてみませんか?
ご連絡お待ちしています。