帯枕の話

徳島繊維卸売り問屋 ㈱山善のてるよ女将こと山口てるよです。
今日は、名古屋帯や袋帯のお太鼓結びに必須の帯枕のお話です。

帯枕にもいろんな形や素材があります。
実はサイズもいろいろあるんです。
年齢、TPO、季節によって使い分けています。

色々な帯枕
いろいろな帯枕

帯枕の厚みの違いは

20代、30代の若い頃にお太鼓結びをするときは
帯枕の厚みがあるものの方が、帯結び華やかになって、ぴったりです。

でも年齢を重ねるとともに、すこし落ち着いた感じを出すため、
厚みが若干少なくなった方がしっくり来るようになりました。
たかが、5mmくらいの違いなんですけど。
逆に言うと、パーティーなど華やかな席では、しっかりした厚みの帯枕でもOK!
華やかに装うことが求められていますからね。
TPOに合わせて帯枕も変化させていいんですね。

同様に、帯枕の巾(横の長さのことね)も様々な違いがあります。
何が正しくて何が間違いと言う事はありませんが、
結んだフォルムが違ってきます。

帯枕の長さによる違い

短い帯枕
短い長さの帯枕
長い帯枕
長い帯枕


短い幅の帯枕でお太鼓結びをすると、お太鼓の上辺の両端が下がって、丸いフォルムになります。
対して、長さのある帯枕だと、お太鼓tの上辺が下がらず、四角いフォルムになります。

雑誌に出てくるのは、帯の柄をしっかり見せるため、長さのある帯枕を使用していますね。
それと帯枕をご自身で結んで上にあげる時、
長い帯枕だと、後ろに回す手が若干少なくて楽に上げることができるというメリットもあります。
また、帯枕の左右にある空白の部分が少ないため、体の中心からずれたらすぐにわかる!
お太鼓が左右にズレるリスクが少なくなります。
形をとりやすいんですね。

小さめの帯枕だと、中心がズレることもあります。
写真を見比べていただけたらよくわかって頂けるとおもいます。
たかが1~2cmですが、なんだか、気になっちゃうんです。

慣れたら大丈夫なんですけどね。

帯枕の裏面の違い

帯枕の裏面の違い
帯枕の裏面の違い


また、帯枕の裏面に厚紙が付いているものと、付いていないものがあります。
体にフィットしやすいのは、厚紙の付いていないもの。
やわらかいので、長時間締めていても、体にかかる負担が少ないです。
私はいつもこちら。


でもしっかり、固定できるのは厚紙の付いているもの。
昔の重たくて、重厚な帯をしっかり固定する場合は厚紙付きが良いようです。

でも最近の帯は軽くて、そんなに重厚な帯ばっかりではないので、
お手持ちの帯を見て、決められると良いかな。

暑いくなってきたら帯枕も変える

へちまの帯枕
へちまの帯枕



また、夏用には、へちまの帯枕があります。
正面からと上から見た写真。
これは通気性が抜群で、とても涼しい。
最初はへちま繊維がしっかりしているので、硬いのですが、
使うとともに、ふんわりしてきます。

私のへちま帯枕は、かれこれ4年も使っているのでもう低いわ、柔らかいわ、なんですけどね。

晩春から秋まではこちらがぴったり。
スポンジの帯枕の蒸れ感から解放されて気持ちいい。
合わせて、へちまの前板も重宝しています。

黒い帯枕

黒い帯枕
黒い帯枕

こちらは、黒い帯枕。
帯枕の紐も黒くなっています。
喪服の名古屋帯を想定して作っているので、裏に段ボール芯はついていません。
喪服から白い紐が見える心配もありません。
安心ですよね。

このように帯枕も本当に様々なんです。

どのように使いたいか、どのように見せたいか。
季節はどうなのか。
上手に使い分けていただけたらと思っています。

今回は、着付け教室の生徒さんから、長い帯枕のご要望があったので取り上げてみました。
綺麗な着姿を目指されています。

長短の帯枕
長短帯枕


和装小物の中の 帯枕だけでもこれだけあるんです。
しかも、よく使うものだけ。
帯枕を包んでいる布もストッキングのように伸縮性のあるもの、ガーゼ、紐と様々あります。
面白いですね。
どれが正解でどれが間違いと言う事はないんです。
使いやすいもの、ご自身に合うもの、お家にあるものをまず使ってみてくださいね。

帯枕はじめ、和装小物も販売しております。
お気軽にお越しください。

徳島市問屋町46番地
㈱山善
088-623-2366
営業時間 AM8:30~PM5:30
休業日 日曜午後、祝日、第二第四土曜日
ホームページ https://www.yamazen1968.com/

店舗の様子
店舗の様子https://www.yamazen1968.com/

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