牡丹の花は

牡丹の花

徳島繊維卸売問屋 ㈱山善のてるよ女将こと山口てるよです。
コチラの牡丹は日曜日に近所の社長さんからいただいたものです。

淡いピンクがきれいですよね。
百花の長と言われるぼたんの花。
本当に大きくて立派!風格のあるお花です。

牡丹の花はいつから?

牡丹の花が中国から伝来したのは8世紀。
724年聖武天皇の時代に、空海が中国から持ち帰ったといわれています。
ずいぶん古くから栽培されているんですね。
でも当初は、漢方薬として持ちかえられたようです。
根皮に効能があって、花を咲かせず、根を太くして漢方にするようなので、平安時代はこんな美しい花だったのだろうか?と、
思ったりしています。

紫式部の「源氏物語」に牡丹は出て来ず、
清少納言の「枕草子」に一か所出てくるだけなので、まだまだ希少な植物だったのかもしれませんね。

家紋としての牡丹

百花の王とか、富貴の花と言われる牡丹。
その牡丹を家紋にしたものがこちらです。
平安時代、藤原氏が好んで使用されていたため、使用が制限されていたそうです。
やがて、摂関家の近衛家や鷹司家の家紋となったそうです。

江戸時代になると人気が出て多数用いられるようになった牡丹紋。
伊達政宗も牡丹紋を使っていたそうです。

意匠としての牡丹の柄

牡丹ともみじの帯
牡丹ともみじの柄の帯

牡丹の花は、4~5月に咲くので、春に着用するのがぴったり!
なのですが、写真の柄のように、もみじと描かれていたりもします。
そうなると、春限定ではないですよね。
また、寒牡丹と言って、寒さをコモで守って真冬に花を咲かせることもあり、
その様子を描いたものもあるようです。

牡丹は百花の王なので、通年使える意匠といえますね。

奈良の長谷寺は牡丹で有名。
寒牡丹は、鶴岡八幡宮や上野の寛永寺が有名です。
どのお寺も、一度訪れてみたいお寺です。

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