夏の喪の装い

終戦記念日。

美智子皇后さまは墨黒の色喪服に黒の名古屋帯黒の帯揚げ帯締めでした。
紋は3つです。
五つ紋の黒喪服とは異なっています。
喪の略礼装といいます。それでも三つも紋がついているので、格式が高いことがわかります。
まさに式典にピッタリですね。
毎年暑い中、戦没者を悼むため、皇后さまは着物で出席なさいます。
今年の暑さは格別なので、とても大変なのに素晴らしいなぁと思いました。
この平和な世の中が普通と思わず、大切に守らなければならないなぁと、私も気持ちがシャキッとしました。

この写真は冬の喪服姿ですね。

綾瀬はるかさん主演の「義母と娘のブルース」、ご覧になっていますか?
とうとう、ご主人が亡くなってしまいましたね。
もう、涙なしには見られませんでした。
最初、仕事のように淡々とお葬式をこなそうとしていた亜希子さんに不動産屋さんの下山さんが、「お葬式は悲しむもんだよ。泣くもんだよ。放っておいても式はプロがすすめてくれるんだからっ!」と言い放ちます。そして娘のみゆきちゃんの所へ行って、二人で抱き合って初めて涙を流します。もう泣けて泣けて。たまりませんでした。

お葬式の時亜希子さんは喪服を着ていました。
黒い絽の五つ紋付です。長襦袢は絽の白。

帯も黒の名古屋帯を締めていました。
帯締めも帯揚げも黒。まさに正装でしたね。

喪の時は帯〆の房が下に向くように挟みます。

通常、房は上向きなので、逆です。
また写真でお伝えしたいと思いますが、ほんの少しの差ですが知ると知らぬとでは大違い。
和装のミニ知識でした。

 

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