長い半巾帯も大人の女性らしく貝の口に結ぶ
今年の夏は本当に暑かったですね。
ゆかたの着付けもたくさん携わらせていただきました。感謝です。
Mさんは、ゆかたを着てお友達とお出かけされるそうで、練習にお越しになりました。
練習しては、お家で自主練習されて、もう一度来られたので、2度目のお稽古はピンポイントで修正することになりました。とても頭脳明晰な生徒さんです。
Mさんのゆかたは大きな市松模様になっていて、地の目が通らないと目立ってしまいます。
背中心の縫い目をまっすぐ通すにはどうするべきか、
わきのシワを少なくするにはどうすればよいか、
長い半巾帯を上手に「貝の口」結びにするにはどうすればよいか、
などなど、前回の復習+αで細かく詰めていきました。
背が高いMさんなので、幅の広い今風の半巾帯はとてもよくお似合いなのですが、
ポイントに帯締めを結ぶことにしました。
夏の涼しいレースの帯締め。
結び方は夏も冬も同じなので、そちらも練習です。
何度も何度も練習すると、スムーズに締められるようになりました。
この締め方を覚えておくと、お祝いも喪の時も両方使えます。
繰り返し練習していただきたいと思っています。
着付けにも性格がでるので、Mさんは一つ一つをとても丁寧に動かれます。
時間はかかりますが、仕上りがとても美しいようです。
言葉に出しながら手を動かしていくと、インプットする量がふえますよね。
とてもステキなことだと思いました。
その後、着崩れた時の対処方法や、手の動かし方などなど、ミニレクチャーしてお稽古を終わりました。
着付けは回数こなせば勝手に手が動いてくれるようになります。
ほんの少しの道具がそろえば着られますよ。ぜひあなたもチャレンジしてみてくださいね。
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