半衿ってなに?
徳島繊維卸問屋 山善のてるよ女将です。
今日はお客様からご質問を受けたので半衿について書いてみます。
半衿ってなぁに?
半衿は長襦袢の衿元についている布のことです。
長襦袢は下着の上に着るもので、着物のオシャレを引き立ててくれるのに必須のアイテムです。
肌着→長襦袢→着物の順に着用します。
この白い布の部分が半衿です。
長襦袢に縫い付けます。
半衿の役割って?
- 着物に汗やファンデーションなどが付かないようにする汚れ防止
- 衣文(えもん)を美しく抜くために衿芯を通す場所
- 衿元を華やかにする
などが、主な役割になります。
半衿の種類
半衿は、フォーマルなシーンで着る場合は、白が一番無難で、刺繍の豪華な半衿もOKな場合が多いです。振袖に豪華な刺繍の半衿って素敵ですよね。化学繊維と絹があります。
カジュアルなシーンで着る場合は、カラーの半衿やレースの半衿、柄物の半衿など自由に楽しめます。
お顔の近くに出る半衿によって、顔色などが変わります。
楽しみながらもじっくり選んでくださいね。
場合によっては、お顔が輝くように美しくなる場合もあるし、
顔色が悪く、肌がくすんで見える場合もあります。
ファンデーションや、髪色とのバランスも大切です。
その上に、なんといっても着物や帯、小物類との色の相性も大切ですね。
あまり、多色になりすぎない方がすっきりきれいに見えます。
夏は絽の半衿、冬は塩瀬やちりめんなど透け感のない半衿になります。
いずれにしても長襦袢に縫い付けるのが半衿です。
半衿を付けるのも骨が折れるものです。もし時間がないなぁ、と思われたら、
半衿付けのオーダーも承っておりますので、お気軽にお問合せください。
着付けのタイプによっては、別に作った衿をかけることもあります。
そのことは、また別記事で。
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