宮参りの着物を活用する方法とは?
徳島繊維卸問屋山善のてるよ女将です。
9月に入り、お客様は、七五三の準備にとりかかっています。
生まれたときは赤ちゃんだった子供さんが、大きく成長して、
ご両親やおばあ様とご来店くださり、再会できるのは、本当にうれしいものです。
体つきもしっかりして、顔立ちが変わってきている子供さんも多く、
嬉しい驚きがいっぱいあります。
呉服屋冥利につきるなぁ~。沢山の元気を貰えます。
出産されたお嬢さんは、すっかりお母様の雰囲気に変わられています。
なんともあたたかい雰囲気の女性になられてて、あらためて母性のすばらしさに気づきます。
若かったお父様もどっしりと腰が据わった感じで、
ああ、良い家庭なんだろうなぁ~と、時の流れをひしひしと。嬉しいことです。
さて、こちらのお宮参りの着物も七五三用に直させていただきます。
紺色のとても綺麗な初着に家紋が入っています。
お袖が平袖(ひらそで)になっています。
このままでは手を出しても安定しませんよね。
そこで、袖口を作り、袖の丸みも作ります。
袖を外して、作り変えねばならないので、少し手間ひまかかります。
首にくっつくので、長襦袢が汚れないよう、半衿をかけます。
細くて小さいから逆に大変だったりするんですよ~。
そして紐の位置が見えそうなら、紐をはずして付け替えます。
その上で、肩の揚げ、見ごろの揚げをします。(長襦袢も同様に行います)
このように結構作業工程が多いので、早め早めの準備が必要となります。
家紋の入ったお宮参りの着物。
お宮参りの時だけではもったいないですよね。
是非初着(うぶぎ)を活躍させてくださいね。
三歳は髪置。
いままで短くしていた髪を伸ばし始めることからそう呼ばれています。
女の子も男の子もお参りしてオッケーです。
ぜひぜひ氏神様にお参りなさってくださいね。
お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
徳島市問屋町46番地
株式会社 山善(やまぜん)
088-623-2366