綿絽のゆかた
今年は「綿絽」のゆかたをよく見かけました。
綿絽とは、「綿の生地でできた絽織り」という意味です。
絽織りとは、からみ織りのことで、横絽と縦絽があります。
ゆかたでは横絽のゆかたが多いです。
絽織りはなぜ隙間ができるのでしょうか。糸を図に書いて説明します。
このように、縦糸が左右に交差している所が透けている所となります。
横糸が3本だったり2本だったり糸の数によっても横段の隙間も変わってきます。
また、素材が綿と絹とでも異なります。
絽になっていると、横段になっているので、隙間から下が透けて見えます。ですので、ゆかたの下が下着だけだと、ちょっと恥ずかしいですよね。いくら暑くても、ゆかた下などを着て、しっかりカバーしてください。特に大人の女性には必須です。
衿を付けて着物としても着ることができる綿絽のゆかた。夏を楽しんでくださいね。