着付けのポイントをつかむコツ!

徳島繊維卸問屋 (株)山善のてるよ女将こと山口てるよです。
当社の着付け教室に来られている生徒さんたちは、どなたもとても熱心です。

前回とは違う着物と帯で

春に集中して着付けの練習を一通りは終えられた、Yさん。
(若い頃にも一通り練習されています)
それでも、ペースをゆっくり目にして、着物を変え、帯を変えて、
何でも着られるように挑戦中です。

今回の着物も、とても上等な絹で、重くて柔らかくて、厚みもあります。
サイズも若干小さいかな。
前回の着物より難しい着物ですが、正しい手順で着付けを行うときちんと着ることができました。
コーリンベルトもその都度調節します。

前の着物のコーリンベルトの長さとは異なるんです。
教科書通りにはいきません。

裾合わせも難しかったと思いますが、バッチリ♡
「あ~、忘れてる」と言いながらも丁寧に手を動かしてくれます。

動かしていると、正しい順番を思い出して、すすっとできます。
さすが!良かったです。

また、今回の帯は短い名古屋帯です。
スマートなYさんでも結ぶの難しい~。

でもご自分の帯ですから、結べてなんぼ!です。

いろいろな着物と帯を練習して着られるようになること。
しかも、美しく♡

着付けを忘れないために、その上、新しい着付けに正しくチャレンジするためのレッスンに来られています。
ステキだなぁと思います。

新たな気持ちでスタート

まだ、二回目のKさんです。
でもね、自分で着物を着て帯を結んで、練習に来られます。
すごいですよね。

つまり、Kさん一通り「着付け」はできるんです。
それでも、来てくださるのは、細々とした箇所を詰めて、美しく着るためです。

お教えすると、そのたび「おお~っ!」とおっしゃって笑顔がこぼれるKさんです。

一度目でどんどん理解してくれて、しかも自主練習してから二度目に来られました。

また、補正を自分で作ったり工夫されたりして、着物姿が格段に上がりましたよ。

そして今回は新たな帯結びにもチャレンジ。
柔らかなポイント柄の帯は、実はそれなりに難しい・・・
こちらは、また次回、ゆっくり練習したいと思っています。

着付けの永遠の課題、補正の有無

補正は、お一人お一人違いますので、
私は、その都度その方に合う補正をお伝えしています。

レッスンしながら、足したり引いたり。時間をかけて加減します。
そして、無駄なものは省いちゃいます。
でも、全く補正無しの人は、いなかったかな。

補正すると、着姿が格段にアップします。
本当に着付けのスピードも、上達も早く、しかも着ていて楽なんです。

「補正=悪」というのは、私は「違う!」と思っています。
だって、年齢によって、補正の場所も方法も変わるのは当たり前ですよね。

若い頃、必要なかったものが、年齢とともに必要になったり、
若い頃は必要だった補正が必要亡くなったり。

補正が全く必要ない着物体型の方もいらっしゃいますけれど、本当に少ないですね。

着付けのポイントをつかむコツ

お二人を見ていて思うのは、着物が好きかどうかって、大きいなぁということ。
「着れたら何でもいいや、少しくらい間違っていてもいい」という様子がみられない。
しかも、帰ったらみなさん、レッスンを思い出してノートに記録されています。
これって、大切なコツなんです。
訪問着を着られるようになったYさんも、毎回そうされていました。

お茶のお稽古も一緒です。
書き出していたら、何がわからないのかがわかる。
ぼんやりとしていたら書けないので、わからないことが何か、はっきりする。
そんな気がします。

そして、上手になられる方は、自分でできる!と思わず、
私の手順を何度も繰り返されます。
これも茶道の練習と同じかな。
ふと、そう思いました。
私は先生方の手の動きを食い入るように見ますもん(笑)

守・破・離

茶道や武道の練習でよく言われる「守破離」ですが、着付けも同じかもしれませんね。

まずは、守。手が勝手に動くようになるまで型や手順を忠実に守って練習する。

破は、他の先生や流派の教えを取り入れて自分のものにしていく段階

離は、独自の物を生み出す段階です。

茶道や武道に限らず、様々なことが、そうかもしれませんね~。
書道も着付けもみんな同じ。

着物の場合は、何が正しくて何が間違いということは無いように思いますが、
私が口を出さなくても、手が正しく動くようになってくれたら安心です。
基本形が崩れないよう、時々来てくださると嬉しいなぁ。

美しく着物を着られたらオールオッケー。
自分で着られるように。それが大切。
早くそうなっていただけるよう、私も精進したいと思います。

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できるだけご希望通りにとおもっていますが、難しい曜日もございます。

早めにおしらせくださいね。

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