三歳のお祝い

着物の先生で着付け講師の山口てるよ女将です。
徳島は、すっかり秋めいてきました。
今日は雨ですけどね。

子供さんの成長具合にもよりますが、
三歳の神社へのお参りは、初着(うぶぎ)を使えます。
ラッキーですよね。

初着は、背縫いがないので、三歳の子供さんが着るにはぴったり。

揚げを施して使用します。
コチラの総絞りのお宮参りの着物、とてもかわいらしいですよね。

お宮参りの着物を使う

揚げを施した初着


お宮参りの時に、準備してくださった着物です。
先ほども書きましたが、三歳でも使えます。

三歳で実際に着てくれると、可愛くて本当にうれしい。
一度でも多くぜひお使いくださいね。

置きっぱなしは、本当にもったいないですよ~。
汚れてもそんなにひどくありませんし、すぐに落とせます。

少し背が小さな子供さんの場合は、袖に揚げをする場合もあります。
今回はその必要がありませんでした。

コチラのお嬢さんは、本当に楽しそうに着物を着てくれます。
揚げの長さを決める時もとても笑顔で楽しそう♡

お草履も大好きでスタスタと歩いてくれました。

三歳ですが、自分の気持ちははっきり伝えることができるお嬢さん。
とても可愛いです。
愛情たっぷりで、健やかに育ったんでしょうね~。

お宮参りの着物は袖口のない平袖なので、袖口を作り、袖底には丸みも付けます。

肩の揚げは少し多かったので、二重揚げになっています。

身丈を合わせたつもりが、少し短かった~(;’∀’)

ですので再度伸ばさせていただきました。
御足労おかけいたしました。

長すぎず、歩きやすい丈が理想ですので、少し早めにご準備頂けると嬉しいです。
(丈の調整は一日あれば直ります。)

子供は衿を首に添わせて着る

半衿をつけて

長襦袢は子供さんの場合、衿を抜かず首に添って着用します。
大人の女性と、大きく違う所です。

長襦袢を綺麗に保つために半衿は大切。
今回は可愛い刺繍入りの白い半衿を施しました。

半衿は、ピンクや赤もあります。

長襦袢は歩きやすいように、丈を着物より少しだけ短くしてあります。
とても小さな子供さんの場合、内側の赤い飾り袖を外してあげると
軽くなって、楽に着られます。その辺は臨機応変にされると良いと思います。

お宮参りの後は

お宮参りがおわりましたら、揚げを外して是非クリーニングを
そのままにしておくと、時間が経ってから、思わぬところにシミが残ってて「困った~!」と言う事も多々あります。

シミも時間とともに落ちにくくなってしまいますからね。

どうぞ楽しいお宮参りとなりますように。

そして健やかな成長をお祈りしています。

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