訪問着で初茶会

徳島市繊維卸問屋 ㈱山善のてるよ女将こと山口てるよです。
昨日、日曜日徳島市万代町グランビリオホテルにて、裏千家淡交会徳島青年部さんの初茶会が開催されました。
夜中はザーザー降りで、本当にお天気が心配されましたが、
青年部の皆さまや裏千家の皆さまのパワーで開催時間には雨も上がりました。
良かったですねぇ。

青年部のお茶会は、立礼席で、薄茶・点心・福引・香煎が振舞われます。
珍しいお道具を身近に拝見でき、お正月の月らしい、華やかなお茶会です。

ホテルのロビーもお正月らしい雰囲気です。
私が参加したのは7席目。最後のお席、滑り込みセーフ(-_-;)
午前中日曜市のお仕事をしてから駆け付けるので、いつもぎりぎりになってしまいます。
バタバタでごめんなさいね_(._.)_

五十肩で袋帯

特に今回、五十肩で、自分一人で着る場合、とっても時間がかかると予想・・・
11時過ぎには日曜市を早めに終われせてもらって、着付けに取り組んだのです

着物は着られるのですが、帯がムツカシイ・・・(´;ω;`)ウッ…

日曜は、母も外出しており、一人で頑張るしかないのです・・・
いろいろ工夫し、あらゆる知恵を絞りだしました(笑)
いざとなったら、できるものですね。
なんとか間に合った次第です。

五十肩の最中に自分で着るとはどういうことか、とても勉強になりました。
忘れないよう、ノートに書いておかなくっちゃ。(メモメモ)
前結びなら、できる?
いえいえ、後ろに手が回りませんから。
ホンマに難しいです。
前日の土曜日にリハビリに行って、治療していただいたおかげで、昨日は少し後ろに手がまわり、本当にたすかりました。
2cm3cmがモノを言うんだなぁ。

江戸時代の茶碗に思いを馳せて

待合のお部屋には、水引のかかったお炭と、貴重なお道具が飾られています。
(炭でお湯が沸かなければ、お茶は点てられませんので)
たくさんのお道具を拝見しましたが、
特に萩焼のお茶碗は、江戸時代中期・明和の頃の坂新兵衛作。約300年も昔のお茶碗!
よくぞ、残っていたなぁと、しみじみ拝見いたしました。
この茶碗が作られた江戸時代の暮らしってどんな風だったのでしょう。
どこをどう通って、今ここにあるのでしょう。

陶器って、本当にもろくて欠けやすいですからね。
萩の色目、土の感じが残ったまま。
高台もしっかりしていました。すごいです。

替え茶碗は梅月。きれいな茶碗でした。
前から見ると梅の花だけですが、反対側に大きな月が描かれていました。(桐山作)
とても素敵~

美しいお点前

席入りして、拝見した床の間のお軸は「一期一会」
大覚寺黄梅院老師の筆で、本当に堂々とした立派なお軸でした。

どっしりした竹一重の花入れには、玉椿と紅梅。
椿はふっくらとして、梅がほころび、初春らしいお花が入っていました。

たまたま、問屋街の先輩とご一緒の席になり、なんと3客に座らせていただけることに。
固辞いたしましたが、お席が始まらないとのことで、
謹んで座らせていただきました。
初めての体験でした。ドキドキ・・・

杉の棚付きの薄茶点前は、流れるように美しく、安心して拝見いたしました。
菓子器は、赤絵で福の字が描かれたおめでたいもの。
一見普通の上用饅頭のようですが、中に曙餡が入っていて紅白でおめでたい♡

干菓子器の四方盆には、緻密で繊細な螺鈿細工が施され、見とれるほど見事でした。

私が一服頂いたお茶碗には立派な伊勢海老が描かれていて、渦の白のお薄は心癒す一服となりました。
伊勢海老は、長寿をイメージさせる縁起のよいもの。うれしいお心遣いです。
腰が曲がるまで元気に過ごせるように、頑張らなければ!

早く五十肩を治すぞ!と心に誓いました。

点心席も清々しく。

点心席には、可愛い生け花が生けられていました。
松には水引、千両がおめでたく、ボンボン菊が可愛い。
入場するとき、ネズミに折られた色紙を取って、福引になりました。
ネズミに折るのも大変だったと思います。(青年部のみなさん、お疲れ様でした)

おめでたいお料理がいろいろと入っている点心。運ぶのも大変。
グラスのジュースがこぼれないように。そーっと早く。です。
重いし人数多いし。

私は食べられるものを、しっかりと頂きました。
香煎の焼き菓子や牛蒡茶も自然の香りで飲みやすかったです。ご馳走様でした。

福引では和服用のお香を頂戴いたしました。
どの引き出しに入れようかな~。助かる~。有難うございました。

同じ席の皆さまもそれぞれ、ステキな福が当たっていましたよ。

前日に気を配ることで、当日は楽♡

雨かもしれないと、防水加工のできたコートと着物を前日に準備。
バッグの中、数寄屋袋の中、草履、などなど。
着物を着て、車を運転して参加させていただきました。

当日雨の心配はまったく心配なかったけどね。
もう、準備していたのでコレです。

着物は前日準備が大切。
皺をアイロンで伸ばしたり、ハンガーにかけておいたり。
小物を揃えたり。
それも、また、豊かで楽しい時間です。
ワクワク、ドキドキです。

何事も準備あっての当日。
お茶席の準備、本当に大変だったと思います。

楽しい良き一日となりました。
青年部の皆さま、ありがとうございました。

そして、お疲れ様でした。

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会社名 株式会社 山善
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営業時間 午前8時半~午後5時半
TEL 088-623-2366

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